STUTS(スタッツ)とは。ハーレムをジャックしたMPCの使い手 STUTS(スタッツ)の名曲、ルーツを紹介。

mpc1000 STUTS(スタッツ)

言わずと知れたMPCの使い手 STUTS(スタッツ)。
昨今では、Hip Hopのみならず、R&BやSoul、企業プロモーションへの楽曲提供など、様々なフィールド活躍するアーティスト。

STUTS(スタッツ)を調べると、MPCバトル、ニューヨーク ハーレム125thストリートでのゲリラ ライブパフォーマンスなど、
様々なキーワードが浮上しますが、今回は、そんなSTUTS(スタッツ)を色々とDIGってみたいと思います。

STUTS(スタッツ)とは。

STUTS(スタッツ)。
鮮やかなブルーとレッドのカラーリングが印象的なAKAIのMPC1000を巧みに使いこなし様々なビートを作り出す若き優秀なトラックメイカーです。
国内外でのライブ活動を中心に、自身の作品や楽曲プロデュース、CM音楽制作等の楽曲制作など、様々なフィールドで活躍しています。

セカンドアルバム「Eutopia(ユートピア) 」のリリース、
Alfred Beach Sandal(アルフレッドビーチサンダル)との合作、PUNPEE(パンピー)をフィーチャーした「夜を使いはたして」など、昨今の活動は著しく、目が離せないアーティストです。

STUTS(スタッツ)の最新アルバムに関しては、こちらをチェック!

STUTS(スタッツ)といえばライブ パフォーマンス

STUTS(スタッツ)といえば、何と言ってもライブ パフォーマンス。

MPC1000を武器に巧みなビートさばきで、観る人全てを魅了する。
Hip Hopファンはもちろん、音楽好きなら誰もが心を奪われるパフォーマンスは、
まさに圧巻。

そんなSTUTS(スタッツ)のパフォーマンスが話題を呼んだのは
2014年に渋谷の老舗バコ FAMILYにて開催されたMPC BATTLEではないでしょうか。
Live MPCプレイヤーとして絶大な支持を受けるKO-ney(コーニー)とタッグを組み、
国内No1 MPCプレーヤー 熊井吾郎チームに対し激闘を魅せ、
ヘッズたちからは以前から注目を集めていたSTUTS(スタッツ)

STUTS(スタッツ)とKO-ney(コーニー)の刻むクラシカルなビートは、
完全に会場をロックし、当日のホストMCを務めたKEN THE 390も
あまりの激戦に「これって勝敗決めた方がいいの!?」との困惑の様子。

余りのクオリティーの高さにイベントが開催されてからも、未だにYoutube動画の再生数は伸び続け、18万回再生に届こうかとしている。

ハーレムでのゲリラ ライブパフォーマンス

STUTS(スタッツ)を振り返る中で強く印象に残るのは、
突如Youtubeに挙げられた本場 ニューヨーク ハーレム125thストリートでの
ゲリラ ライブパフォーマンスではないでしょうか。

いたって普通な日本の青年が、赤と青の鮮やかな機械 MPC1000一つで
Hip Hopの本場であるニューヨーク ハーレムの街を完全にロックする。
STUTS(スタッツ)がMPC1000から奏でるビートは圧巻の一言で、
ハーレム人々は自然と足を止め、STUTS(スタッツ)のビートにのせフリースタイルを始める人、
Facebookで繋がりを持とうと声をかけてくる人など、
そこには、人種や言葉の壁はなく完全に音楽を通したコミュニケーションが成り立っている。

スペシャのインタビューによると、2013年、大学を卒業した年に1週間のみの滞在で、ニューヨークを訪れたとのことで、
現地のクラブなどではライブはできなかったが先輩の助言でストリートでパフォーマンスすることを決め、
当初は場所が場所だけに、どのようなリアクションが来るのか怖かったとのことだが、
実際パフォーマンスを始めるとポジティブな反応に驚いたとのこと。

ストリートライブを行うとういことは、突発的な発想だったとのことで、MPCやアンプを稼働させる発電機を探すことに苦労したとのこと。

当時のハーレムの125thストリートの人々の心はもちろん、現在もYoutubeを通じ多くのHip Hopファンの心を掴み続けており、今では14万回再生に届こうかとしているところ。

STUTS(スタッツ)のルーツ

Hip Hopとの出会い

Hip Hopとの出会いとしては、リップスライムやEMINEMなど、メインストリームを中心に聴いていたようですが、A Tribe Called Quest(ア・トライブ・コールド・クエスト)と出会ったことで、90sのクラシカルなHip Hopに興味を待ったとのことです。
中でもSlum Village(スラムビレッジ)のFantastic(ファンタスティック)はかなり聴いたようで、
J Dilla(ジェイ ディラ)には相当影響を受けたとのこと。
確かに、STUTS(スタッツ)が制作するアナログ特有のダストノイズを感じるメロディーに
スイングの効いた独特のグルーブ感は、J Dilla(ジェイ ディラ)からインスパイヤされているのかもしれませんね。

DJ / トラックメイカーにはアルアル話ですが、トラックの元ネタを辿っていったら、
自然とSOUL、FUNKなどのジャンルも興味を持ったとのことです。

ちなみに、「WOWOWぷらすと」のインタビュー時に語っていましたが、人生で一番効いたCDはなんとDr Dre(ドクター ドレー)の2001だとのこと。
特にこの作品はミックスダウン・マスタリングが素晴らしいと語っており、
いまだに自身の作品をミックスダウンする際には、Dr Dre(ドクター ドレー)の2001を参考にするとのことです。

確かに、スネアやハイハットがバスドラ並みの力強さを出している部分などは共通している部分が多いかもですね。

トラックメイキングとの出会い

トラックメイクを始めたのは、STUTS(スタッツ)が中学三年生の頃だったとのことで、最初に購入したマシンは普及の名機「Roland – SP-303」だったようです。

実際MPCに手を出したのは、STUTS(スタッツ)が高校生になってからとのことで、現在は休刊となってしまったが当時シンコー・ミュージック・エンタテイメントから発行されていた雑誌「blast(ブラスト)」のMPC特集に影響を受けたようです。

当初は、ラップするためにビートが必要で、そのために購入したが、トラックメイキングの方が自分に向いていると思ったとのことです。

トラックメイカーとしての活動

トラックメイカーとしての活動としては、下町エリアを中心に活動するグループ、Young Drunker(ヤングドランカー)にトラックを提供していたのが最初ということで、その近辺にJJJなども活動しており、同世代でその頃から繋がりがあるとのこと。

STUTS(スタッツ)の名曲

そんなSTUTS(スタッツ)の作品を代表曲とともにDIGってみましょう〜

STUTS×SIKK-O×鈴木真海子 – Summer Situation

映像ディレクションは、「JJJ – BABE」も手がけた「スタジオ石(MMM)」。
VHS感を感じるアナログな演出が、曲によりノスタルジックな世界観を加えますね。
数量限定で販売された7インチレコードは瞬く間に売れ、売り切れ店舗が続出したとのこと。

本作品は、Shalamar – This Is For The Lover In Youをサンプリングしてるようですね。

STUTS – Furious feat. Campanella & KID FRESINO

ファーストアルバム Pushin’からの一曲。
スムーズでメロウなトラックとは一転、攻撃的で力強いハーコーサウンド。
Campanella(カンパネラ)と KID FRESINO(キッドフレシノ)をフィーチャーした作品。

曲の冒頭では、サミュエル・L・ジャクソン・ジョン・トラボルタ主演、クエンティン・タランティーノ監督の名作映画Pulp Fiction(パルプ・フィクション)のBible Verse(聖書読み)のワンシーンをサンプリングしているのが面白い。

miu×STUTS×桜 in 日本橋

Hip Hopのみならず、プロモーション ムービーのサントラまで手がけるSTUTS(スタッツ)。
「街中で人と人が出会い、つながる」をコンセプトとして、東京・日本橋を舞台に開催されている「日本橋 桜フェスティバル」のプロモーション・ムービー「miu×STUTS×桜 in 日本橋」に楽曲提供をしているとのこと。

「桜がつなぐ、あらたな出会い。」をテーマに制作されたムービーは、俳優 / モデルとして活躍するmiu(ミユ)を主人公に、〈日本橋 桜フェスティバル〉で賑わう日本橋を散策する内容となっており、繁乃鮨、蛇の市本店、宇田川、鶴屋吉信といった実際の店舗も映しながら、街の魅力を再発見する様子を収録。音楽は、トラックメイカー / MPCプレイヤーのSTUTSが映像に合わせて制作したトラックが使用されており、華やかな春の雰囲気を盛り上げています。

Alfred Beach Sandal + STUTS – Horizon

この曲で、STUTS(スタッツ)の存在を完全に世に知らしめた作品と言っても過言ではないのでしょうか。
当時、J Waveではかなりパワープッシュされ毎日流れていたような気がします。

今回はAlfred Beach Sandal(アルフレッドビーチサンダル)こと北里 彰久(きたざと あきひさ)氏と
タッグを組んだ作品。
ロック、ラテン、ブラックミュージックなど様々なジャンルの作品を生み出す北里 彰久(きたざと あきひさ)氏と、STUTS(スタッツ)の生み出すグルーブが最高にマッチした作品ではないでしょうか。

実は、本作品Alfred Beach Sandal(アルフレッドビーチサンダル)以外にも、
ポップバンド cero(セロ)より荒内佑 (あらうち ゆう)氏、ミツメよりナカヤーン氏も参加しています。
ABS + STUTS(スタッツ) + cero(セロ) + ミツメと、なんとも豪華なメンバーで構成されています。

あまりのクオリティーの高さに、テレビ東京系列で放送中のバラエティー番組『モヤモヤさまぁ~ず2』のエンディングテーマへの起用や、CHEMISTRY(ケミストリー)のカヴァーされたりと、
話題を呼びました。

MALIYA – Breakfast In Bed feat.Ryohu (Prod. by STUTS)

次世代シンガーソングライターMALIYAをプロデュースした作品。
MALIYAの美ヴォイスとRyohuのラップ、STUTS(スタッツ) のビートがたまらなく気持ちい一曲。

STUTS – 夜を使いはたしてfeat。PUNPEE

SUMMITのラップ番長 PUNPEE(パンピー)をフィーチャーした作品 「 夜を使いはたして」。
PUNPEE(パンピー)の実の父親もMV登場する本作品は、何とも切ないメロディーラインが癖になる
ノスタルジックな世界観が素晴らしい。

PUNPEE(パンピー)が気になった人は下記記事もチェックしちゃってください。

KMC『HIPHOPが好き』(MV) pro.by STUTS

KMCをプロデュースした作品。
力強いハードなビートが、印象的な作品。