Sweet Williamとは。名曲、元ネタ、使用機材は?唾奇(つばき)とのWネームでも話題のトラックメイカーをスウィート ウィリアムを探る。

Sweet William(スウィート ウィリアム)とは。名曲、元ネタ、使用機材は?唾奇(つばき)とのWネームでも話題のトラックメイカーを探る。

2017年にラッパーの唾奇(つばき)とWネームでリリースした「Jasmine」や、
青葉市子をフィーチャーした楽曲「からかひ」で、センスの高さを世に知らしめ、
2018年9月にリリースされたラッパー Jinmenusagi(じんめんうさぎ)との
ジョイント・アルバム『la blanka』でも大きな話題を呼んだ、
いま注目されているトラックメイカー Sweet William(スウィート ウィリアム)。

美しいJAZZYなメロディーにのせて歯切れよく刻むビートラインは、
洋楽的な雰囲気が強く、非常にスムーズでなんとも聴き心地がいい。
Sweet William(スウィート ウィリアム)が生み出すアウトプットは、
ただHip Hopというジャンルにカテゴラズされるだけではもったいなく、
クリエイティブとして非常にレベルが高い。

今回は、そんな注目のアーティスト Sweet William(スウィート ウィリアム)さんを探ってみたいと思います。

Sweet William(スウィート ウィリアム)とは

Sweet William(スウィート ウィリアム)。

1990年生まれ、愛知県豊橋出身のプロデューサー/トラックメイカー。
映像ディレクター 國枝 真太朗(クニエダ シンタロウ)率いるの
クリエイター集団「Pitch Odd Mansion」に所属するアーティストです。

鍵盤楽器で構成された、なんとも聴き心地のいいメロディーと、
Black Musicの色濃いエッセンスを感じるビートラインで
見事なまでのJAZZYな世界観を作り出す。

唾奇(つばき)や、Jinmenusagi(じんめんうさぎ)をはじめ、
青葉市子など、様々なアーティストとのコラボレート、プロデュースを手掛け、
昨今では、DJ機材通信販売専門店 OTAIRECORD(オタイレコード)主催の
BEAT GRANDPLIX(ビートグランプリ)でファイナリストに上り詰めるなど、
センス、実力ともに注目のアーティストです。

Hip Hopとの出会い

HIP HOPとの出会いやルーツを調べると、この世代のHIP HOPファンであれば誰しもが、
影響を受けたであろうメインストリーム アーティストEMINEM(エミネム)や、R&BシンガーのAkon(エイコン)に影響を受けたようですね。

当時は、まだYoutubeやSNSなどのコンテンツが普及していなかったため、
情報源が限られており、SPACE SHOWER TV(スペースシャワーTV)でやっていた番組
「ヒップホップロワイヤル」を常にVHSに録画していたとのこと。

ちなみに学生時代にはメタルを好んで聴いていたようで、ミクスチャーバンドをやっていたこともあったようですよ。

Sweet William(スウィート ウィリアム)の美しいピアノ。

Sweet William(スウィート ウィリアム)の、なんとも聴き心地のいい楽曲の
特徴でもあるピアノサウンド。

あの綺麗なメロディー、実はSweet William(スウィート ウィリアム)さん、
自ら演奏していようです。

HIP HOPトラックメイカーであれば、アナログからサンプリングし、
取り込んだ音源をMPCで構築していく手法をとる場合が多いですが、
Sweet William(スウィート ウィリアム)さんの場合、
自らピアノを弾いたり、サンプリングした音源を自らのピアノで再構築したりと、
ご自身で演奏する場合が多いようですね。

なにやら、もともとご兄弟がみなさん鍵盤楽器の経験者だったとのことで、
Sweet William(スウィート ウィリアム)さんも最初に触った楽器がピアノだったとのこと。
音楽理論を理解した上で曲を作るのは、トラックメイカーとして非常に強い武器ですよね。

音楽制作・機材について

そんな、Sweet William(スウィート ウィリアム)さんですが、一体どんな環境で制作しているのでしょうか。

可能な限り、調べてみました。

HIP HOPといえば、サンプリング。

綺麗なピアノサウンドで構成されたSweet William(スウィート ウィリアム)さんのビートも他のHIP HOPプロデューサーと同様、サンプリングを主体で楽曲を制作しているようですね。

ベースの機材としては、Native InstrumentsのMaschine(マシン)で曲を制作しているようです。

最近は、Hip HopのアーティストもMaschine(マシン)で作業する人が本当に増えましたね。

Oil WorksのOleveOil(オリーブ オイル)さんや、DJ BakuさんもMaschine(マシン)を使用しています。

Sweet William(スウィート ウィリアム)さんもMaschine(マシン)と出会った時には機能と拡張性に感動したとのことで、以降 愛用しているようですね。

サンプリングに関しては、基本的にはCDから音源をサンプリングすることが多いとのことで、アナログは、そこまで所有していないとのこと。

サンプリングする音源・フレーズに関しては、闇雲に選定するのではなく、使うメロディーは厳選し吟味するようです。
Hip Hopは、限られた小説の中でメロディーをループしていく構成が多いので、
そこに使用するメロディーは、しっかりと厳選するということなのですね。

ちなみにMaschine(マシン)を使用する前は、ローランドのサンプラー SP404などで簡易的なシーケンスを組んだり、HIFANA(ハイファナ)のFresh Push Breakin’に影響を受けAKAI MPC2000に手を出したこともあったといいます。

ただ、そのMPC2000に関しては、ヤフオクで購入したようですが、1週間で壊れたというなんとも悲しいご経験もあったようです。

Sweet William(スウィート ウィリアム)の名曲

Sweet William(スウィート ウィリアム)氏の名曲を厚かましいですが、独断で勝手にリストアップさせていただきます。

Arte Frasco 2016

まずは何と言っても、ARTE FRASCO(アルテ フラスコ)ですよね。

2016年10月に所属レーベルPitch Odd Mansionよりリリースされた2ndアルバム。
Sweet William(スウィート ウィリアム)さんの絶妙なトラックに載せられた、Kiki vivi lily(キキヴィヴィリリー)の軽快なハーモニーが完璧にマッチした”Sky Lady”や、サトウユウヤが参加した”Cheap Brown/Hyper Suit”など、Sweet William(スウィート ウィリアム) ワークスを象徴するような名曲が多数収録されています。

ちなみにこのアルバムのアートワークを手がけたのは、名古屋在住の芸術家 ina takayuki(イナイ タカユキ)さんです。

ARTE FRASCO(アルテ フラスコ)のアートワークをina takayuki(イナイ タカユキ)さんにお願いする時は、アルバムのジャケットにもピアノを使って欲しいとオーダーとしたといいます。

まさに、Jazzyな作品にベストマッチなアートワークですね。
ちなみに、ina takayuki(イナイ タカユキ)さんですが、加山雄三さんや、踊ってばかりの国、Campanella(カンパネラ)など多くの著名アーティストのカバーアートや、りんご音楽祭、DMC JAPANなど音楽イベントの広告を手がけているようです。

▼ina takayuki(イナイ タカユキ)

www.funkizm.net/category/walllivepaint/
twitter.com/ina_takayuki

Sweet William – 2nd Album “Arte Frasco” 2016

  • 1. Arte Frasco
  • 2. Sky Lady feat. Jinmenusagi Itto & Kiki vivi lily
  • 3. Cheap Brown / Hyper Suit feat. サトウユウヤ
  • 4. Goody News feat. Anpyo
  • 5. Moonglow
  • 6. Ah Uh feat. NF Zessho
  • 7. I can’ feat. JIVA Nel MONDO & 唾奇
  • 8. He’s Coming Home !
  • 9. Melodic Wonderlust feat. Itto & Jinmenusagi
  • 10. 太陽の背後

唾奇, IO & YOUNG JUJU – Same As

JASHWONを筆頭に、G.O.K、LostFace、DJ NOBU a.k.a. BOMBRUSH!など、錚々たるメンバーが所属する日本最大級のプロデュース/クリエイター集団、「BCDMG」よりリリースされたアルバム『Fact Of Life』からの1曲。

ピアノ、ストリングス、ボーカルサンプル、ビート、そしてラップ フロー全てが完璧にマッチした最高に良質なアウトプット。

Odyssey(オデッセイ)のWeekend Loverをボーカルサンプルに使用するところもセンスの高さを物語っていますね。

※サンプリング部分は01:20あたりから。

ちなみに、このメローな世界観を視覚的に演出するPVの撮影現場は、人気急上昇中の沖縄 うちなーアパレルブランド 「ROKKAN OC」を扱うショップ 「Role」のようですね。

BCDMG – Fact Of Life

  • 1. Same As – 唾奇, IO & YOUNG JUJU / Prod by Sweet William
  • 2. Poser – kZm, KEPHA / Prod by JASHWON
  • 3. Muzik – B.D. / Prod by TOMYDOGG
  • 4. B side – E.R.I / Prod by THE COMPANY
  • 5. Eivissa – BAD HOP / Music by MOITO
  • 6. Oneness – DIAN, MUD / Prod by LostFace
  • 7. Enzetsu – RENE MARS, Ry-lax / Prod by MONBEE
  • 8. Society – MIKRIS / Prod by Jazadocument
  • 9. Ride On – Dony Joint / Prod by JASHWON
  • 10. Same As (Instrumental)
  • 11. Poser (Instrumental)
  • 12. Muzik (Instrumental)
  • 13. Eivissa (Instrumental)
  • 14. Oneness (Instrumental)
  • 15. Society (Instrumental)
  • 16. Ride On (Instrumental)

発売日:2016年8月3日

唾奇 × Sweet William – Let me feat. CHICO CARLITO

唾奇(つばき)とCHICO CARLITO(チコ・カリート)の沖縄コンビによる作品。

Maspyke(マスパイク)の声ネタ使い方とか、もぉ本当最高ですね。
沖縄の青い空の下撮影された、見ているだけで なんとも気持ちいこのPVをさらに引き立てるのが、随所に現れるイラストレーション。

このイラストを制作したイラストレーターは、水曜のダウンタウンのイラストレーションでも有名なODDJOB所属アーティスト Takeru Shibuya(タケル シブヤ)さん。

そんな、Takeru Shibuya(タケル シブヤ)氏、PUNPEE「タイムマシーンにのって」のPVのアニメーションも手がけているようで、
このPVの監督は、みんなご存知Ghetto Hollywood師匠らしいですよ。

唾奇 × Sweet William – Jasmine

  • 1. South Side Ghetto
  • 2. 語リ
  • 3. 白内
  • 4. Kikuzato (Pianiment Remix)
  • 5. 街から街
  • 6. The Girl From Yosemiya
  • 7. Good Enough feat. kiki vivi lily
  • 8. Made My Day
  • 9. Frenchness
  • 10. Girl feat. Jinmenusagi
  • 11. Let Me
  • 12. 道 -Tao- (Soulera Remix)

というわけで

といった感んじで、今回はSweet William(スウィート ウィリアム)さんを色々と探ってみました。

今後の活動に期待しましょう!!